黒川岬展望公園というのは、鹿児島県姶良市にある黒川岬を望む公園です。

魅力はその風景なのですが、 歴史的エピソードも残ります。
黒川岬

黒川岬というのは、日木山川 (ひきやまがわ)河口にある岬です。

黒川岬展望公園は、日木山川の右岸に位置しますが、正確な黒川岬は左岸を指します。
正確な黒川岬の場所は、霧島市隼人町に位置することになります。

国道10号線へ戻り、左岸側の未舗装路を進むと行くことができます。

ただし、道なき道を進むため、それなりの覚悟が必要です。

黒川岬は景色が美しいためデートスポットといわれてきました。

しかし、最近は女性が道を見て「行きたくない」と引き返すといわれています。

黒川岬展望公園からは、左岸側に3つある灯籠のうち1つが見えています。
錦江湾発祥の地

江戸時代まで錦江湾というのは、日木山川河口の入江を指していました。

錦江とよばれたのは、鹿児島湾の最奥部だけだったのです。

時代経過とともに、和歌などで鹿児島湾のことを錦江湾と詠むようになります。

その結果、大正時代に、鹿児島湾と錦江湾が併記されるようになりました。

1955年(昭和30年)、錦江湾国定公園の指定により、錦江湾というよび方が定着しています。

黒川崎の戦い

三州統一を目指す薩摩国の島津氏は、大隅国の肝付氏と激しく争っています。

1549年、島津氏方の伊集院氏と肝付氏の黒川岬での合戦を、黒川崎の戦いといいます。

黒川崎合戦は、1543年に種子島へ伝来した鉄砲が、はじめて実戦使用された戦いとされています。

駐車場

黒川岬展望公園には、そこそこ駐車場が用意されています。

観光地として訪れる人もいますが、滞在時間は短めです。

ところが、釣りの人気スポットでもあります。

魚釣り目的の方の滞在時間は長めです。


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