CATEGORY

地域ブログ

釜の奥戸(かまのくど) 30万年前の火山活動の痕跡

道の駅人吉のキャンプ場そばの鳩胸川に見られる奇石群を「かまのくど」とよんでいます。それは、自然の偶然によって30万年もかかってできあがったものです。火山活動、川の浸食、ほどよい年月のどれが欠けても見ることができません。鳩胸川でも、見られるのは500mだけです。

赤池観音堂 33番目最後の札所

赤池観音は相良三十三観音霊場の33番札所です。相良氏の出城であった赤池城跡にある観音さまとなります。相良三十三観音廻りでは、1番札所から順番に回っても、順不同で回ってもよいとされています。1番札所から順番に回られた方は、最後の観音さまとなります。

矢瀬が津留観音堂 相良氏以前の人吉領主矢瀬主馬佑をまつる

矢瀬が津留(やせがつる)観音は、相良三十三観音霊場の3番札所です。相良氏が人吉城入城の際、かつての城主、矢瀬主馬助(やせしゅめのすけ)を謀殺しました。大みそかの出来事で、一本門松の由来にもなっています。その矢瀬氏の霊をまつる増運寺が、矢瀬が津留観音の由来です。

新宮寺観音堂 六観音が安置される新緑と紅葉スポット

新宮寺観音は相良三十三観音霊場の32番札所となります。周辺は樹齢を重ねたモミジやカエデ、イチョウなどがあり、新緑や紅葉のスポットとしても知られています。 観音堂にはそれぞれ違った仏師が、年代を追い彫作した六観音が安置されています。

合戦峰観音堂 おシャレな物産販売所とトイレを併設

合戦峰(かしのみね)観音は、相良三十三観音霊場の12番札所です。勝負ごとや競争ごとにご利益があると伝えられています。観音堂に隣接する、おシャレなデザインの物産販売所とトイレも見どころです。あの新国立競技場をデザインした建築家が設計しています。

御大師堂 弘法大師像は室町時代の秀作

御大師堂は日本遺産人吉球磨の構成文化財29番となります。この地区では「御大師堂」といえば湯前町の「おだいし」のことを指します。湯前町内や球磨郡内にも弘法大師像はあります。しかし、地名や冠名をつけずに「御大師」といえばここを指します。

内谷ダム セット運用される3㎞先のダムへ簡単には行けない

このダムの面白いところは、直線距離で3㎞のところにある「油谷ダム」とセットで運用されるところです。落差490mを利用してタービンを回します。そして、また揚水して何回も繰り返して水を利用するしくみみたいです。ダムカードは残念ながら発行されていないようです。

石室観音堂 「原田喧嘩」で残された石室の名前と観音さま

石室(いしむろ)観音堂は、相良三十三観音霊場の7番札所となります。もとは石室寺のご本尊でしたが、原田喧嘩により石室の名前と観音さまだけを残し廃寺となってしまいました。現在は、石水寺という大きなお寺の一角にお堂が残されています。