ホテルイルパラッツオ(熊本県水俣市)

ホテルイルパラッツオ 一昔前熊本鹿児島県境近くにあった恋人たちの宮殿

ホテルイルパラッツオは、かつて熊本県水俣市にあったラブホテルです。

ホテルイルパラッツオ(熊本県水俣市)

とうの昔に廃業していますが、現在もその姿を確認することができます。

国道268号線

ホテルイルパラッツオ(熊本県水俣市) 外観

ホテルイルパラッツオがあるのは、水俣市から伊佐市へ向かう国道268号線沿いです。

ホテルイルパラッツオ(熊本県水俣市) 外観

しかも、旧道沿いにあるので、普通に国道を走っていても、気付くことはありません。

ホテルイルパラッツオ(熊本県水俣市) 料金表

目印は奥構(おくがまえ)トンネルの水俣市側の入口です。

ホテルイルパラッツオ(熊本県水俣市) 外壁

1996年 (平成8年)ごろに開業したとウワサされ、2012年 (平成11年)ごろには閉まっていたといわれます。

朽ち行くホテルイルパラッツオ(熊本県水俣市)

いわゆる、ラブホテルにカテゴリーされるホテルでした。

朽ち行くホテルイルパラッツオ(熊本県水俣市)

1階がガレージで2階が客室という、ラブホにありがちな構造となっています。

半解体のまま残されるホテルイルパラッツオ(熊本県水俣市)

ちなみにイルパラッツオとは、イタリア語で宮殿を意味します。

半解体のまま残されるホテルイルパラッツオ(熊本県水俣市)

現在の状況

木々におおわれるホテルイルパラッツオ(熊本県水俣市)

敷地に入ることはできないので、公道上から見てみました。

木々におおわれるホテルイルパラッツオ(熊本県水俣市)

現状は解体工事中のように見えますが、もう何年も前から同じ状態といわれます。

ホテルイルパラッツオ(熊本県水俣市) 駐車場だった1階部分

リサイクルするため資材の一部だけ抜き取ったのかもしれませんし、解体中に何らかの理由で工事がストップしたのかもしれません。

ホテルイルパラッツオ(熊本県水俣市) 客室だった2階部分

とにかく、原型がわかる程度には建物が残されています。

森の中のホテルイルパラッツオ(熊本県水俣市)

ホテルイルパラッツオ博多

ホテルイルパラッツオ(熊本県水俣市)の看板

実は、同名の現役ホテルが福岡市内に存在します。

ホテルイルパラッツォ博多

福岡市のホテルイルパラッツオは、デザイナーズホテルの先駆けといわれた特徴的なデザインのホテルです。

ホテルイルパラッツオ(熊本県水俣市)の看板

ホテルイルパラッツオ博多の開業は1989年(平成元年)であり、 水俣市のホテルイルパラッツオより長い歴史を持ちます。

ホテルイルパラッツオ(熊本県水俣市)の外壁

奇しくもホテルイルパラッツオ博多は、ラブホテル街に立地していますが、 水俣市のホテルイルパラッオとは無関係です。

ホテルイルパラッツオ(熊本県水俣市) 廃墟

場所 熊本県水俣市石坂川 1159

ホテルイルパラッツオ(熊本県水俣市) 廃墟

関連記事

【関連記事】越小場分校 旧葦北郡久木野村にあった県境集落の分校

【関連記事】石飛分校 薩摩街道大口筋の国境集落に残る小さな分校跡

【関連記事】久木野駅 かつての急行からくに停車駅

【関連記事】九州南部の遺構探訪記事 まとめ