城小学校　延岡市最西端にあった五ヶ瀬川のほとりの学校│Harada Office Weblog

城（しろ）小学校は、かつて宮崎県延岡市北方町にあった公立小学校です。

延岡市の最も西にある小学校でした。

豪雨災害

城小学校の横には、五ヶ瀬川が流れています。

1993年(平成5年)には、台風7号による豪雨で、五ヶ瀬川が増水し床上浸水の被害がありました。

さらに2005年(平成17年)には、台風14号による豪雨で、床上2m10 cmまで浸水しました。

いずれの被災後も現校舎を復旧し、学校を再開しています。

城小学校の生徒数は、昭和30年代半ばには400名を超えていました。

しかし、2012年(平成24年)度には20名となっていました。

2014年(平成26年)に、旧北方町内にある5校を統合することになります。

新設された北方学園の創立にともない、小学校は閉校しています。

まず目に入るのは、五ヶ瀬川沿いに大木が並ぶ校庭（運動場）です。

大木の下には遊具が並びます。まずは鉄棒です。

うんていです。

ブランコです。どの遊具もまだ現役です。

すべり台です。

ジャングルジムです。

校舎は、RC構造2階建てです。

L字型の建付けになっています。

玄関の横に植えてある、センダンの大木がいいアクセントになっています。

城小学校の印象を決定づける、まさにシンボルツリーです。

校舎は、周辺の山林と五ヶ瀬川に包まれています。

閉校記念碑は、玄関の前に建てられています。

永年経っても色落ちしない、カラー陶板を採用しています。

伝統の石職人技も味があっていいですが、カラー石碑も仕上がりがキレイです。

雰囲気的もいいですが、数百年後どうなっているかは、先の世代の評価になります。

校門横の記念碑の文字は「真心」です。

創立88周年を記念したものです。

創立100周年には、記念植樹をしています。

卒業記念植樹をかねて、母校に樹木を贈る伝統があったのでしょう。

周囲にはそれらしい石碑が建てられています。

もちろん木製の記念標柱もあります。

ウロの中に若木の幹がある木は、記念に植えたのか、植えた後に偶然こうなったのか？

プールと体育館は、学校敷地の西側にあります。

周囲の風景にすっかり溶け込んで、あまり目立ちません。