観音寺観音堂 600年以上の歴史を誇る人吉市の観音禅寺

観音寺観音は、相良三十三観音霊場の13番札所となります。

観音院観音堂

観音院は全国各地にあります。

この記事は、人吉市願成寺町の観音禅寺の観音さまについて書いています。

観音禅寺

観音院観音堂は、観音禅寺の本堂のとなりにあります。

観音禅時本堂と観音院観音堂

観音禅寺の正式な名称は、臨済宗正法山観音禅寺です。

観音禅時参道

1385年、相良家第7第当主、前頼(まえより)が、京都の東福寺から僧侶を招いたのがはじまりでした。

観音禅時山門

その歴史の中で、相良家一族の人物が住持を務めるなど、相良氏との関係が深いお寺です。

観音禅寺と球磨川第三橋梁

1526年、相良家一族の住職、相良端持によって火がかけられ全焼してしまいます。

観音禅寺本堂

このとき、創建時のたたずまいは失われてしまいました。

観音禅時のワンちゃん

ところが、再興後の1597年に再び焼失しています。

観音禅寺の燈籠型の六地蔵塔

さらに、1911年(明治44年)、三度目の火災にあっています。

観音寺観音堂の説明書き

600年をこえる長い歴史の中で、3度の焼失から再興し、今なお残る現役のお寺です。

観音堂

3度の火災にあいながら残る、観音寺観音を収蔵するお堂です。

観音寺観音堂の前の像

観音寺観音堂は、観音禅時の駐車場側です。

観音堂玄関

お堂の前の鰐口(わにくち)は、1448年に、天草で奉納されたものです。

鰐口

球磨川沿いの高台にあり、球磨川第三橋梁が一望できます。

球磨川第三橋梁

ご本尊

お堂の中心にあるのが、ご本尊である聖観音坐像です。

ご本尊

ご本尊は、観音寺草創期の作と思われますが、その由来は詳しくわかっていません。

観音寺観音堂

両脇にはたくさんの観音像が並んでいます。

観音寺観音の御朱印箱

場所 熊本県人吉市願成寺町970

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