鹿児島空港は、いわずと知れた鹿児島県霧島市にある空港です。
飛行機に乗ってもいないのに、乗った気分にさせてくれる魅惑のスポットです。
九州南部随一の空港
鹿児島空港は鹿児島県のみならず、熊本県南部や宮崎県西諸地区の最寄り空港です。
たくさんの離島路線を持ち、日本エアコミューター(JAC)のハブ空港となっています。
さらには、台北・仁川・上海・香港への国際線が就航しています。
年間利用者数は5百万人を超え、九州では福岡空港に次ぐ規模になっています。
空の玄関口
飛行機に乗らなくても、送迎で空港を訪れるとワクワクします。
国内線の1階は主に到着ロビーになっています。
2階は出発ロビーで、搭乗前の保安検査をしています。
各階にお土産屋さんやレストランが並び、ながめるだけでも楽しい施設です。
訪れると旅行していないのに、旅行に行った気分に浸れます。
展望デッキ
3階の展望デッキから、飛行機やエプロン作業を見ることができます。
結構な頻度で飛行機が離発着し、長時間ながめていても飽きません。
本来なら滑走路の先に霧島連山が見えるのですが、訪れた日は雲に隠れていました。
乗らなくても飛行機を楽しめるため、展望デッキを目的に訪れる人もいます。
SORA STAGE
SORA STAGE (ソラステージ)というのは、 鹿児島空港の歴史や、飛行機部品の展示をするスペースです。
飛行機好きの人にはとても興味をそそられますが、大半の人はあまり念入りに見ていません。
その分、ゆっくりながめることができます。
おやっとさぁ
おやっとさぁというのは、バス停の前にある天然温泉の足湯です。
大分空港と並ぶ国内空港にある足湯で、鹿児島の温泉地をPRしています。
鹿児島空港オリジナルタオルを売ってありますので、バスを待つ間に利用するといいでしょう。
ちなみに「おやっとさぁ」というと、鹿児島弁で「おつかれさま」みたいな意味です。
利用可能時間 | 9:00~19:30 |
まとめ
鹿児島空港の利用客の45% は、羽田空港へ向かいます。
ただ、鹿児島空港発着のJAC機は、そのほとんどが南西諸島や奄美群島へ向かいます。
南の島へ向けて飛び立つ小さな機体を見て、行先の風景に思いを馳せるのもひとつの楽しみ方です。
仕事で利用するビジネスマン、観光旅行中の外国人、そして郷里への帰省客。
出会いと別れ、さまざまな人間模様が交錯するので、 人間観察するだけでもあっという間に時間が過ぎています。
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