久峯隧道(ひさみねずいどう)というのは、宮崎市佐土原町にあるトンネルです。

一般の車道にあるトンネルですが、佐土原市街からほど近く、交通量の多いトンネルです。
スペック

久峯隧道は、1962年(昭和37年)に完成したトンネルです。

全長 | 79m |
全幅 | 5.6m |
全高 | 3.5m |

幅が狭く中央線はありませんが、一般的な乗用車ならトンネル内で離合することができます。

ただし、歩道はありませんので、歩行者がいるときに無理に離合するのは危険です。

照明設備がないので、夜になると真っ暗になります。

なぜコツコツトンネルなのか?

久峯道はコツコツトンネルとして、全国に知られる心霊スポットです。

有名なエピソードは、車のクラクションと関係しています。
これこそが、久峯隧道が通称コツコツトンネルとよばれる理由です。

クラクション3回で発動

過去に許されざる恋愛をしていたカップルの女性が、トンネルの近くに住んでいました。

男性がやってくると、トンネルの中でクラクションを3回鳴らすのが合図でした。

クラクションを開いた女性が、家から降りてきて密会していたといいます。

ある日、面白半分にクラクションを3回鳴らした車がいました。

女性は男性の合図と勘違いし、トンネルに入ったところ、発進した車に轢かれてしまいました。

それ以来、車のクラクションを3回鳴らすと、女性の霊が現われるといいます。

さらに、その発動条件については仮説があります。
- 白い車で行く
- トンネルの中央付近に止める
- エンジンを切る
- ライトを消す
仮説は、以上の状態で車のクラクションを3回鳴らすと心霊現象が起きるというものです。

さらにささやかれるうわさ

さらに、ささやかれているうわさがたくさんあります。

トンネルを抜けると、車の窓に無数の手形がつき、洗っても消えない。

近くに防空壕、精神病院、火葬場跡、戦時中の死体置き場があった。

そして極めつけは、すでにお祓いされているので、今は何も出ないというものです。

トンネルの中には、落書きがされていてそれなりの雰囲気があります。

ただし、本当にやばい場所には落書きはないという説もききます。

真偽はともかく、コツコツトンネルは宮崎県のミステリースポットととして今もうわさされ続けています。
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