枕崎マーメイドというのは、鹿児島県枕崎市の枕崎港近くにあるモニュメントです。
以前は平和の人魚像だったはずですが、最近はマーメイドとよばれています。
枕崎駅のシンボル
枕崎駅といっても、現在の枕崎駅ではなく先代の枕崎駅の話です。
旧枕崎駅のシンボルといえば、灯台のモニュメントとカナリーヤシでした。
旧駅の駅前広場は観光案内所になっていますが、灯台のモニュメントとカナリーヤシは健在です。
枕崎駅にはもうひとつシンボル的なランドマークがありました。
平和の人魚像です。
1956年 (昭和31年)、 枕崎港建設の際、施工業者が寄贈したものです。
以前は駅前ローターリーの目を引く場所に横たわっていました。
旧枕崎駅
鹿児島交通南薩線の現役時代、 枕崎駅には鹿児島交通と国鉄が乗り入れていました。
1984年 (昭和59年)に、 鹿児島交通南薩線が廃止されると、JR九州単独の駅となっています。
2006年 (平成18年)までは旧駅舎が使われていましたが、 現在は解体されスーパータイヨーになっています。
現在の枕崎駅は、2013年 (平成25年)に、旧駅の南側に建てられたものです。
枕崎港
枕崎駅の人魚像は、 枕崎旧港のほとりに移されています。
枕崎港は、内陸側から順に旧港、新港、外港の構成になっています。
枕崎市観光協会のパンフレットには、枕崎マーメイドと紹介されています。
本来、人魚(マーメイド)なので、海の近くがしっくりきます。
マーメイド
日本語と英語の違いで、人魚もマーメイドも同じ意味です。
像を近くで見てみると、 顔の輪郭と上半身が欧米っぽい雰囲気です。
なるほどマーメイドの方がしっくりきます。
石膏製ですが60年以上前のものとは思えず、真っ白で美しく残っています。
場所 鹿児島県枕崎市折口町
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