間世田 (ませだ) 病院というのは、かつて鹿児島県志布志市にあった病院です。

診療科目は産婦人科なので、たくさんの生命が生まれたであろう場所です。
診療中 ?

間世田病院に関する情報は、ほとんどありません。

まず、1970年代に開業したという情報を見かけます。

病床数 19床の産婦人科です。

ググると、あたかも現在も診療しているかのように、たくさんのサイトがヒットします。

しかし、わかるのは、病院名・診療科目・住所・電話番号の4点のみです。

クチコミなどは確認できませんでした。

現地確認

住所は記載があるほとんどの情報が同じです。
複数の情報がないのは、新築移転していないことを意味します。

移転と同時に病院名を変えたのであれば、この限りではありません。

現地を見る限り、現在は診療していないのは確実です。

現地へ行くまでもなく、 ストリートビューで確認できます。
電話番号

ネット上では、電話番号は2通りの表記を見かけます。
099-472-○○○○
0994-72-○○○○
099 が志布志市の市外局番で、0994 は鹿屋市(輝北町を除く)の市外局番です。

かつて志布志市の市外局番が4桁であったころの名残りでしょうか?

単一料金区域

志布志 MA と鹿屋 MA は、単一料金区域 (message area/MA) です。

市外局番は違いますが、 市内通話料金で通話ができます。
志布志MA | 099(400-409・470-489) |
鹿屋MA | 0994 (30-69) |
両MA間の通話は単一料金ですが、 MAが違う場合には市外局番からダイヤルします。

つまり、 市内からかける場合は、市内局番3桁が正しく、市外から10桁の番号でかけける場合、どちらも間違いではありません。

なによりそれ以前に、間世田病院の電話番号は、現在使われていません。

まとめ

個人病院は世襲するのが通常で、子息が継がない場合は閉院するケースが多くあります。

しかし、地方の産科医療は、それ以上に深刻な悩みを抱えます。
出生率低下
医療訴訟の増加
若手医師の減少
マンパワー不足
医師の長時間労働
医師の総数は増加しているのに、 産婦人科医に限っては20年以上前から減少しているという、職業としては不人気科目です。

志布志市に限らず、地方の産婦人科医院は同じ問題を抱えています。

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