投谷八幡宮　令和4年火災で社殿を焼失し仮宮に参拝│Harada Office Weblog

投谷八幡宮(なげたにはちまんぐう)は、鹿児島県曽於市にある神社です。

霧島市の鹿児島神宮の別宮といわれ、東の神域を守っています。

社殿を焼失

投谷八幡宮は、2022年(令和4年)6月25日に火災に遭っています。

火災発生は午前6時半ごろ、人気も火の気もない場所でおきた火災で、原因は不明です。

社殿及び末社の四所宮と地主社、それからお面や鉾などの宝物を焼失しています。

本殿は1748年・江戸時代中期の建造で、末社も含め鹿児島県指定の有形文化財でした。

大隅半島の地域的特徴を示す、貴重な文化遺産を失ったことになります。

2023年 (令和5年)現在は、延焼を免れた末社の稲荷神社の社殿を、仮宮として据えています。

当社は、鳥居から200mほどの参道を下る、下り宮です。

708 年に創建した、鹿児島正八幡宮 (鹿児島神宮)の東の境を守る、別宮といわれています。

領主となった、肝付氏や島津氏の篤い崇敬を受け、領民からも、良縁の神・子育て神として親しまれてきました。

境内の大イチョウも火災の影響か、枝がばっさり落とされています。

致命的な損傷を免れていればいいのですが・・・

市内最大級といわれる雌株のイチョウです。

幹には乳根が垂れ下がり、乳のような液がにじみ出します。

雨期になると小さな巻貝が発生し、煎じて飲むと乳がよく出るといわれています。

巻貝は小児に与えると、よだれを止める効果があるといいます。