大野岳(おおのだけ)は、鹿児島県南九州市にある山です。

山頂付近は大野岳自然公園になっていて、気軽に山頂まで行くことができます。
だんだん茶畑展望台

大野岳自然公園の駐車場に着くと、いきなり展望台があります。

だんだん茶畑展望台といい、文字通り山麓斜面のだんだん茶畑が見渡せます。

穎娃町の三寿めぐり

南九州市頴娃(えい)町には、絶景を誇る3大パワースポットがあります。

この3ヶ所を訪れることを「三寿めぐり」と名付けられています。


大野自然公園には、大野岳山頂に広がる公園です。

山頂近くまで車で行くことができます。

三寿の中でも、長寿にご利益があるスポットです。

大野嶽神社

大野岳嶽神社の創建年代は不詳ですが、1297年以前に創建されたことが明らかになっています。

駐車場の入口に大きな鳥居がそびえています。

健康長寿のが有名なご利益となります。

お賽銭を準備して参拝すると、ご利益が倍増します。

茶寿が 108歳であるため108円を持って行くのが標準形です。

または、自分の年齢と同じ金額をお賽銭にするといいといわれています。

ご祭神

- 田心姫命(たごころひめのみこと)
- 熊野大隅命(くまのおおすみのみこと)
- 活津彦根命(おきつひこねのみこと)

えい茶顕著碑

穎娃町は、ブランド茶の産地として全国に知られます。

えい茶顕著碑は、えい茶業界振興のシンボルです。

1986年に全国茶業大会が旧穎娃町で開催されたのを記念に建てられたものです。
仁王像と狛犬

大野嶽神社の旧来の参道は登山道側で、入口に仁王像が立っています。

仁王像は、元禄年間(1688年~1703年)に建てられたものです。

仁王像といえば2体が1対なのですが、1体は明治初期の廃仏毀釈で、頭部と腕を失っています。

もう一体は、苦難を乗り越えたため「不屈の仁王像」とよばれるようになりました。

自身の悪い部分と不屈の仁王像の同じ場所をなでると、病気や傷が治るといわれています。

狛犬は、仁王像よりもさらに古い年代のものです。

少なくとも300年以上は、この地にとどまっています。

二度見ヶ丘展望台

二度見ヶ丘展望台からは、大野岳の南側の展望が開けます。

池田湖と開聞岳、さらにはその先の東シナ海と浮かぶ島々を望む展望台です。
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— 乃東生 (@dJwMvRBXIQQi8MC) May 4, 2021
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訪れた日は霞んでいるうえ逆光でしたが、本来は海が見えます。

茶寿階段

108歳を迎えたお祝いを、茶寿といいます。

山頂への階段は、人生になぞらえ108段の階段になっています。

上りながらこれまでの人生を振り返ることができます。

さらに、これから先を見据え、長寿を祈願する階段です。

しろろ山展望台

しろろ山展望台は、大野岳の山頂にある展望台です。

名称は大野岳の標高が466(しろろ)m であることにちなみます。

展望台では、360°のパノラマが広がります。

きらり展望台

しろろ山展望台から、近くに見えている鉄塔は、テレビ放送局の頴娃中継所です。

鉄塔の下にある展望台が、きらり展望台です。

大野岳より西側の南薩台地がよく見える展望台です。

番所鼻や枕崎市方向の風景です。

川辺や知覧方向の景色です。

まとめ

駐車場から大野岳の山頂までは、108段の階段を上る必要があります。

駐車場付近にはトイレがありますが、階段を上るとトイレはありません。

長時間山頂から景色を楽しむ場合は、駐車場ですませておきましょう。

穎娃町の海の景色を楽しむには、番所鼻や釜蓋神社の絶景は欠かせません。

しかし、山の雰囲気を楽しむには大野岳がおススメです。

場所 鹿児島県南九州市頴娃町郡


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