極楽というのは、鹿児島県霧島市にある地名です。
南国バスとみぞべふれあいバスのバス停が見印です。
極楽浄土
極楽というのは仏教用語で、阿弥陀仏の浄土、つまり幸福のあるところを指します。
美しい風景と金銀数珠を散りばめた建物、暑くも寒くもなく衣食に困ることもない苦とは無縁の世界を指します。
浄土真宗では死後は極楽浄土で仏になり、人々を救うためにこの世に戻るとされています。
鹿児島の極楽もルーツは、仏教上の極楽なのでしょう。
あまり話題に上がることはありませんが、住みやすい場所なのかもしれません。
極楽橋
極楽バス停を訪れると、極楽の意味が解説されています。
特徴的な地名で昔から話題にはなっていますが、訪れる人は多くありません。
少し南側を見ると、川に橋がかけられています。
なんと極楽橋といい、わざわざ銘板が立てられています。
欄干を見ると、三途の川ならぬ網掛川と書いてあります。
竹子
旧溝辺町は鹿児島空港が移転した後は、九州南部の空の玄関口です。
溝辺町の北西部一帯が竹子(たかぜ) という地区で、極楽は竹子の一地区になります。
アクセス道路は国道504号線、鹿児島空港と北薩そして鹿屋を結ぶ空港道路です。
たまに大型のバスが通りますが、目的地は鹿児島空港です。
北薩へのアクセスは現在、北薩横断道路が整備中で、全線開通後はその座を譲ることになります。
知っていないと読めないような地名を、難読地名とよんでいます。 霧島市 竹子(たかぜ)入口交差点 地元民なら難なく読める地名も、よそから訪れた人にとっては超難問です。 肝付町 平後園(へごぞん)バス[…]
全国の極楽
念のため同名地がないか調べてみました。
名古屋市の極楽は、生きながら極楽に行ける場所として結構有名です。
恵那市の極楽駅は、昔地域にあった極楽寺に由来しています。
場所 鹿児島県霧島市溝辺町竹子
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