竜門ダム　コンバインダムによる菊池川水系の巨大利水プロジェクト│Harada Office Weblog

竜門ダムは熊本県菊池市にある、多目的ダムです。

県北最大にして、菊池川水系唯一の水ガメとなります。

コンバインダム

コンバインダムというのは、異なる形式を組み合わせたダムのことです。

竜門ダムの場合は、重力式コンクリートダムとロックフィルダムを組み合わせています。

熊本県美里町にある緑川ダムも同じ組み合わせなのですが、堤体は連続していません。

緑川ダム管理所

そのため、緑川ダムと緑川補助ダムといって、それぞれが独立したダムとして扱われています。

九州南部3県(熊本県・宮崎県・鹿児島県)では、竜門ダムが唯一のコンバインダムとなります。

ダムの管理支所の1階は、竜門ダム防災情報施設になります。

竜門ダムについての情報を見学することができます。

ダムカードは受付で配布しています。

開館時間	9:00~16:30
定休日	年末年始

ダムとダム周辺は、公園として整備されています。

菊池市交流促進センター龍龍館(ろんろんかん)をはじめとして、観光地としての一面を持ちます。

竜門ダムは堤体のある迫間川だけでは、満水にすることはできません。

菊池川本流と筑後川水系津江川から地下トンネルで導水し、広範囲の余剰水を有効活用する目的で造られています。

さらに菊池川本流の水量が不足するときは、貯水した水を菊池川へ導水しています。

竜門ダム防災施設にある、円筒形の通路は、導水路の実物大モデルです。

竜門ダムは、治水利水両方を目的とした多目的ダムです。

竜門ダムのダム湖は、水没地の地名をとり班蛇口湖(はんじゃくこ)と命名されています。

ワカサギ釣りの名所で、毎年2月にワカサギ釣り大会が開催されます。

ブラックバスやブルーギルなどの外来魚は放流禁止となっています。

1999年(平成11年)のくまもとみらい国体では、ボート競技会場でした。