高原 (たかはる)駅は、宮崎県高原町にある、JR吉都線の駅です。
高原町は神武天皇の生まれ故郷とされ、「神話のふるさと」とよばれています。
神武の里
高原町の読み方は「こうげん」ではありません。「たかはる」と読みます。
町内には、天孫降臨伝説の高千穂峰や、神武天皇の生誕地・皇子原神社を擁します。
そのため、「神武の里」といわれています。
高千穂峰の山頂に登るには、鹿児島県側の高千穂河原から登るのが一般的です。
高原町側から登る東登山道だと、高千穂河原登山口からの2倍の高低差と距離があります。
時間にして、片道3時間半くらいかかる健脚コースになります。
高原高校の閉校
高原駅は、1913年(大正2年) に開業しています。
2013年 (平成25年)に、開業100周年を迎えています。
駅前のロータリーにある斎藤茂吉の歌碑は、開業100周年を記念したものです。
「霧島は おごそかにして 高原の 木原を遠に 雲ぞうごける」
実はこの年、最寄りの高原高校が閉校しています。
もとはといえば、吉都線の中間駅では小林駅に次いで乗降客が多かった駅です。
高原高校が募集停止となった2011年 (平成23年) から、利用客数が急減しています。
プラットホームも、その待合所の屋根の規模も、同線の駅のなかでは大きなものです。
さらに広い構内が、吉都線の全盛時代を想起させます。
場所 宮崎県西諸県郡高原町西麓
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