狭野(さの)神社は、宮崎県西諸県郡高原町にある神社です。
![狭野神社](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
霧島六社権現のひとつとされています。
神武天皇の生誕地
皇族のご幼名は、生まれ育った地名をつけるのが習慣となっていました。
![皇子原公園の狭野尊像](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
神武天皇は、ご幼名が狭野尊(さののみこと)であり、このあたりが出身地といれています。
![](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
1915年(大正4年)に、狭野神社は、同じ神武天皇をまつる宮崎神宮の別宮となっています。
![狭野神社 神殿](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
1952年(昭和 27 年)には分立、単独の狭野神社となります。
分立後も「宮崎神宮の別宮」の名は、そのまま現在まで残されています。
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神殿の前に拝所を配置しているあたりは、宮崎神宮と同じつくりです。
ご祭神・ご利益
主祭神
神日本磐余彦命(かむやまといわれびこのすめらみこと)
ご幼名は狭野尊(さののみこと)、神武天皇のことです。
![皇子原公園](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
日向から大和へ東征し 日本国を建国した、日本の初代天皇です。
相殿神
吾平津媛命(あひらつひめのみこと)
・・・主祭神のお妃になります。
天津彦火瓊瓊杵尊(あまつひこほにににぎのみこと)
・・・天孫降臨伝説で、高千穂峰へ天下った神さまです。
木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
・・・天津彦火瓊瓊杵尊の妻となり、彦父出見尊を産んでいます。
彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)
・・・主祭神の祖父君です。
豊玉姫尊(とよたまひめのみこと)
・・・主祭神の祖母君にあたります。
鵜鷲草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)
・・・主祭神の父君です。
玉依姫命(たまよりひめのみこと)
・・・主祭神の母君です。
ご利益
神武天皇が日本国の祖を築いたことから、国家安寧・国家鎮護の神さまです。
![狭野神社](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
事業所安全・厄除開運・交通安全 ・子供の守り神、長寿などにご利益があるとされています。
日本一長い直線参道
一の鳥居は、国道 223 号線ひむか神話街道沿いにあります。
![狭野神社表参道入口](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
一の鳥居からは、狭野神社まで約 1.3 kmの参道が続いています。
![狭野神社表参道 一の鳥居](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
直線の参道としては、日本一長いものとなります。
狭野の杉並木・狭野杉
参道には杉並木が並びます。
![狭野神社表参道](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
時の領主・島津義弘公が 400年前に植えさせたものです。
![狭野神社参道の狭野杉](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
もちろん、みやざきの巨樹百選に選ばれています。
![みやざきの巨樹百選 看板](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
南参道鳥居
さらに、表参道(南参道)駐車場のところに鳥居があります。
![狭野神社 南参道鳥居](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
さらに表参道には、杉並木が続きます。
![狭野神社 北参道入り口](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
北側には北参道があり、さらに車で社内に乗り入れることができます。
仁王さま
北参道入り口の神徳神社は、狭野神社の別当寺であった神徳院に由来する神社です。
![神徳院の仁王像](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
仁王さまは、神徳院の守護神です。
![厳しい顔の神徳院仁王像](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
お一方は真剣に神徳院を守護しています。
![にこやかな神徳院仁王像](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
もうお一方は、にこやかに参拝者を迎えています。
![神徳院の仁王像の説明板](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
1734 年建立で、大豆の神さま・足腰の神さまといわれています。
![狭野神社 神橋](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
さらに参道を進むと神橋です。
手水舎
![狭野神社 手水舎](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
左手に手水舎があります。
神門
![狭野神社 神門](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
ついに神門です。
拝所殿
![狭野神社 拝所殿](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
心なしか宮崎神宮と似ているような気がします。
![神殿敷地内の狭野杉](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
神殿敷地内にも狭野杉が植えられています。
神殿
![狭野神社 拝所と神殿](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
拝所殿の裏は、神殿です。
![高松宮参拝記念の植樹](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
初代天皇をまつるため、歴代の皇族の方も参拝に訪れられています。
西参道
![狭野神社 西参道入り口](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
西参道は、神武天皇の生誕地とされる、皇子原公園側の参道です。
![狭野神社 西参道の駐車場案内板](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
いわば裏参道ですが、駐車場から社殿までは近いです。
皇子原神社
皇子原(おうじばる)神社は、現在は、狭野神社の境外末社です。
![皇子原寺神社 入口の鳥居](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
皇子原神社の場所が、まさに神武天皇の生誕地であり、狭野神社の元宮であるとされています。
![皇子原公園 入り口](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
一帯は皇子原公園として整備されています。
産場石
産場石(うべし)は、皇子原神社の社殿裏にある石です。
![皇子原神社](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
まさに、神武天皇が生まれた場所です。
![皇子原神社 産場石](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
石の表面をなでると、安産のご利益があるといわれています。
![皇子原神社由緒](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
皇子原神社
まとめ
狭野神社は、霧島六社権現のひとつです。
![狭野神社](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
他の霧島六社権現と同様に、霧島火山の噴火で、幾度の遷座を余儀なくされています。
![狭野神社 拝所殿](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
しかし、広大な社地と歴史ある樹木や構造物が残されているのは、神武天皇の生誕地だからでしょう。
![狭野杉](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
しかも、霧島連山の荘厳な雰囲気を汲む神社でした。
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