東霧島(つまきりしま)神社は、宮崎県都城市高崎町にある神社です。
参道の石段は、霧島の神さまが鬼に作らせたと伝えられています。
参道
東霧島神社は、名前の通り高千穂峰の東に位置しています。
実はこの看板を見るまで知りませんでしたが、東霧島と書いて「つまきりしま」と読みます。
ここらあたりの地名の東霧島は、「つまぎりしま」と読むみたいです。
東と書いて「あづま」と読んでいたものが、いつの間にか「つま」だけになったものといわれています。
参道や境内の木々を見ただけで、いわれの古い社だとわかります。
社殿へ行くには、右のほうに進みます。
社務所?前を通ります。
お札やお守りもここで買えます。
神橋がみえてきました。
神石
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)は、妻である伊邪那美命(いざなみのみこと)を先に亡くしています。
そのさい、悲しみで流した涙が固まったものが神石といわれます。
伊邪那岐命は、この国のものが、同じような悲しみにあわないように、三段に切ってしまいました。
見事に切れています。
実はこの神石が、鬼滅の刃で炭治郎が修行中に斬った石に似ているとうわさされています。
これがSNSで話題となり、鬼滅の刃ファンとおぼしき参拝者が増えています。
鬼磐階段
あらためて神橋を渡ります。
石段の登り口で、番をしているのは赤鬼です。
参道の石段を鬼磐階段とよぶのは、鬼が一夜で石を積んだからだといわれています。
いかにも鬼が積んだような、特徴的な積み方をした石段です。
振りむかずの坂とも呼ばれています。
後ろを振り向かずに願い事を唱えながら登り切ると、その願いがかなうといわれています。
オオクス
鬼磐階段の赤鬼と反対側には、洞のあるオオクスがあります。
樹齢1000年ともいわれる、ご神木です。
坂の下参り
東霧島神社の本殿へ行くには、鬼磐階段を登る必要がありました。
そこで、身重の妊婦さんは、オオクス手前の伊邪那美(いざなみ)神社へお参りしていました。
まず、オオクスの洞をくぐり、右に3回、左に3回めぐります。
故有谷の乳水(ゆやだにのちちみず)を飲んで帰ると、無事に安産になるといわれています。
坂の下でお参りをして帰っていたので、坂の下参りといいます。
現在は、裏参道からスロープがありますので、階段を登らずに社殿まで行けます。
それでも、勾配はけっこうきついです。
オオスギ
オオスギは、島津義弘公が戦勝記念に植栽したものです。
1600年に植えたといわれていますので、樹齢420年くらいです。
霧島あたりは、大隅国だったり日向国だったり、領土的には激戦地だったのかもしれません。
龍王神水
東霧島神社の鎮座する、故有谷(やゆだに)に湧く霊水です。
幸運・開運・厄除けにご利益があります。
特に、商業の方の繁盛や、病気の人によいとされます。
社殿
鬼磐階段を登りきると、神門です。
そこそこの達成感があります。
女性の方もお詣りされてました。
普通に歩ける方なら登れます。
雨の日などは、滑らないように気を付ける必要があります。
夏は・・・
暑かったです。
ご祭神
主祭神
主祭神は、建国の祖・伊邪那岐命(いざなぎのみこと)となります。
相殿神
伊邪那美神(いざなみのみこと)
・・・主祭神のお妃さまです。
天津彦彦火瓊瓊杵尊(あまつひこひこほのににぎのみこと)
・・・天孫降臨神話で、高千穂峰に降りられた日向三代の初代です。
木花咲弥姫命(このはなさくやひめのみこと)
・・・天津彦彦火瓊瓊杵尊のお妃さまです。
彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)
・・・瓊瓊杵尊と木花咲弥姫命の第二子となる神さまです。
豊玉姫命(とよたまひめのみこと)
・・・彦火火出見尊と結ばれ、鵜葺草葺不合命を授かった海の神さまです。
鵜葺草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)
・・・神武天皇の父君です。
玉依姫命(たまよりひめのみこと)
・・・鵜葺草葺不合命のお妃で、神武天皇の母君です。
神日本磐余彦火火出見尊(かむやまといわれびこほほでみのみこと)
・・・日本国の初代天皇・神武天皇のことです。
ご利益
農商工すべての開運・福寿・治病・航海・縁結び・安産などのご利益があるとされます。
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