東霧島(つまきりしま)神社は、宮崎県都城市高崎町にある神社です。
![東霧島神社の赤鬼](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
参道の石段は、霧島の神さまが鬼に作らせたと伝えられています。
参道
東霧島神社は、名前の通り高千穂峰の東に位置しています。
![東霧島神社 看板](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
実はこの看板を見るまで知りませんでしたが、東霧島と書いて「つまきりしま」と読みます。
![東霧島神社 鳥居](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
ここらあたりの地名の東霧島は、「つまぎりしま」と読むみたいです。
![東霧島神社 参道の並木](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
東と書いて「あづま」と読んでいたものが、いつの間にか「つま」だけになったものといわれています。
![東霧島神社 入り口](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
参道や境内の木々を見ただけで、いわれの古い社だとわかります。
![東霧島神社 石灯籠](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
社殿へ行くには、右のほうに進みます。
![東霧島神社 社務所](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
社務所?前を通ります。
![神符守札授与所](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
お札やお守りもここで買えます。
![東霧島神社 神橋](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
神橋がみえてきました。
神石
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)は、妻である伊邪那美命(いざなみのみこと)を先に亡くしています。
![東霧島神社 神石](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
そのさい、悲しみで流した涙が固まったものが神石といわれます。
![神石 三段切りの図](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
伊邪那岐命は、この国のものが、同じような悲しみにあわないように、三段に切ってしまいました。
![神石](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
見事に切れています。
![東霧島神社の神石 鬼滅の刃聖地](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
実はこの神石が、鬼滅の刃で炭治郎が修行中に斬った石に似ているとうわさされています。
![東霧島神社の神石 鬼滅の刃聖地](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
これがSNSで話題となり、鬼滅の刃ファンとおぼしき参拝者が増えています。
![東霧島神社の神石](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
鬼磐階段
あらためて神橋を渡ります。
![東霧島神社 神橋](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
石段の登り口で、番をしているのは赤鬼です。
![東霧島神社 鬼磐階段](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
参道の石段を鬼磐階段とよぶのは、鬼が一夜で石を積んだからだといわれています。
![鬼磐階段作りの図](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
![鬼磐階段](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
いかにも鬼が積んだような、特徴的な積み方をした石段です。
![振りむかずの坂](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
振りむかずの坂とも呼ばれています。
![東霧島神社 赤鬼](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
後ろを振り向かずに願い事を唱えながら登り切ると、その願いがかなうといわれています。
オオクス
鬼磐階段の赤鬼と反対側には、洞のあるオオクスがあります。
![東霧島神社のオオクス](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
樹齢1000年ともいわれる、ご神木です。
坂の下参り
東霧島神社の本殿へ行くには、鬼磐階段を登る必要がありました。
![伊邪那美神社](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
そこで、身重の妊婦さんは、オオクス手前の伊邪那美(いざなみ)神社へお参りしていました。
![伊邪那美神社(産婆祖母様)](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
まず、オオクスの洞をくぐり、右に3回、左に3回めぐります。
![故有谷の乳水(ゆやだにのちちみず)](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
故有谷の乳水(ゆやだにのちちみず)を飲んで帰ると、無事に安産になるといわれています。
![坂の下参りの説明](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
坂の下でお参りをして帰っていたので、坂の下参りといいます。
![東霧島神社 裏参道](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
現在は、裏参道からスロープがありますので、階段を登らずに社殿まで行けます。
それでも、勾配はけっこうきついです。
オオスギ
オオスギは、島津義弘公が戦勝記念に植栽したものです。
![東霧島神社 オオスギ](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
1600年に植えたといわれていますので、樹齢420年くらいです。
![東霧島神社 オオスギの説明板](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
霧島あたりは、大隅国だったり日向国だったり、領土的には激戦地だったのかもしれません。
龍王神水
東霧島神社の鎮座する、故有谷(やゆだに)に湧く霊水です。
![龍王神水の説明](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
幸運・開運・厄除けにご利益があります。
![龍王神水](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
特に、商業の方の繁盛や、病気の人によいとされます。
社殿
鬼磐階段を登りきると、神門です。
![東霧島神社 神門](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
そこそこの達成感があります。
![東霧島神社 社殿](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
女性の方もお詣りされてました。
![東霧島神社 社殿](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
普通に歩ける方なら登れます。
![東霧島神社 拝殿](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
雨の日などは、滑らないように気を付ける必要があります。
![東霧島神社 拝殿](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
夏は・・・
![東霧島神社 社殿](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
暑かったです。
ご祭神
主祭神
主祭神は、建国の祖・伊邪那岐命(いざなぎのみこと)となります。
![東霧島神社 石段前の摂社群](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
相殿神
伊邪那美神(いざなみのみこと)
・・・主祭神のお妃さまです。
天津彦彦火瓊瓊杵尊(あまつひこひこほのににぎのみこと)
・・・天孫降臨神話で、高千穂峰に降りられた日向三代の初代です。
木花咲弥姫命(このはなさくやひめのみこと)
・・・天津彦彦火瓊瓊杵尊のお妃さまです。
彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)
・・・瓊瓊杵尊と木花咲弥姫命の第二子となる神さまです。
豊玉姫命(とよたまひめのみこと)
・・・彦火火出見尊と結ばれ、鵜葺草葺不合命を授かった海の神さまです。
鵜葺草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)
・・・神武天皇の父君です。
玉依姫命(たまよりひめのみこと)
・・・鵜葺草葺不合命のお妃で、神武天皇の母君です。
神日本磐余彦火火出見尊(かむやまといわれびこほほでみのみこと)
・・・日本国の初代天皇・神武天皇のことです。
![東霧島神社の鳥居](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
![鬼磐階段](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
ご利益
農商工すべての開運・福寿・治病・航海・縁結び・安産などのご利益があるとされます。
![東霧島神社 本殿](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
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