月讀神社(つくよみじんじゃ)は、桜島の総鎮守といわれています。
全国に月讀神社はありますが、この記事は鹿児島県鹿児島市桜島横川町にある月讀神社について書いています。
境内
創建は和銅年代(708~715年)といわれています。
火山にある神社の宿命ですが、大正噴火により溶岩の下に埋没していましました。
仮住まいを経て、1940年(昭和15年)に現在地へ遷座しています。
現在の社地は、桜島フェリーターミナルの歩道入口正面になります。
いまや年間 200万人の観光客が訪れる、桜島の観光名所のひとつにも上がります。
展望台
境内には展望台があります。
展望台からは、桜島フェリーの入出港の様子がよく見えます。
対岸は、県庁所在地・鹿児島市です。
島内に見えているのは、桜島西端にある施設群です。
もちろん桜島をみることもできます。
ご祭神・ご利益
主祭神
月読命(つくよみのみこと)
夜を統(す)べる月神です。
伊邪那岐命(いざなきのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)から生まれた三貴神の一柱です。
ちなみに、姉の天照大御神(あまてらすおおみかみ)は太陽神、弟の建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)は海原の神とされています。
相殿神
- 瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)
- 彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)
- 鵜草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)
- 豊玉彦命(とよたまひこのみこと)
- 木花咲耶姫(このはなさくやひめ)
ご利益
- 海上・陸上の交通安全
- 子供の健康・ 学業成就
- 縁結び・子宝・安産
境内社の稲荷大社は、五穀豊穣、商売繁盛、殖産興業の神さまです。
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