宇納間地蔵尊堂

宇納間地蔵尊 防火の尊像と見どころのある夫婦岩

宇納間(うなま) 地蔵尊というのは、宮崎県三郷町にある霊仏です。

宇納間地蔵尊

美郷町のマスコットキャラクター・みさとちゃんも休日に訪れる観光スポットです。

365 段の石段

国道388号線標識と宮交タクシー宇納間バス停

この地蔵菩薩は、名僧・行基菩薩の手によるもので、もともとは市来地区のお寺のご本尊だったといいます。

宇納間地蔵尊 参道入口

のちに、鉄城山の山頂に建てられた地蔵尊堂に移されています。

宇納間地蔵尊 365段の石段

地蔵尊堂へは、駐車場から365段の石段を登る必要があります。

宇納間地蔵尊 仁王門の仁王像

石段の仁王門では仁王像が出迎えます。

宇納間地蔵尊 仁王門の仁王像

麓にあるお寺は全長寺、こちらも見応えがあります。

宇納間地蔵尊 全長禅寺

火伏地蔵

宇納間地蔵尊 全長禅寺

宇納間地蔵尊のご利益で最も有名なのが、鎮防火燭です。

宇納間地蔵尊 説明板1

1657年の江戸市中の大火のさい、延岡藩邸が類焼の危機に瀕したとき、藩主の祈願により鎮火したと語り継がれます。

宇納間地蔵尊 説明板2

以来、火伏地蔵とよばれていて、お札は台所に貼られます。

宇納間地蔵尊 365段の石段

階段の途中で、何度も登頂をあきらめようかと思いましたが、みなさん軽快に登っていらっしゃいます。

宇納間地蔵尊 地蔵尊堂

御開帳は60年に一度

宇納間地蔵尊 地蔵尊堂

地蔵尊堂があるのは、もともとは鶴の城といって、中世にはお城のあった場所です。

宇納間地蔵尊堂 手水舎

現在あるのは、地蔵尊堂と手水舎。

宇納間地蔵尊堂 鐘楼

鐘楼、そして地蔵尊のレプリカ。

宇納間地蔵尊 レプリカ

なんと、宇納間地蔵尊のご開帳は60年に一度。 前回は2014年 (平成26年) というので、次回は2074 年です。

宇納間地蔵尊 説明板3

おそらく、この世の半数以上の方は存命ではないでしょう。

宇納間地蔵尊 展望所からのながめ

展望所からは、小原・市来方面をながめることができます。

宇納間地蔵尊 休憩所の絵

夫婦岩

宇納間地蔵尊 夫婦岩の入口

夫婦岩というのは各地にあるのですが、そのほとんどは2つの岩が折り重なる岩を指しています。

宇納間地蔵尊 男岩

ところが、宇納間地蔵尊の夫婦岩は、両者に距離があります。

宇納間地蔵尊 女岩

どちらが男岩で、どちらが女岩であるかは一目瞭然。つまりそういうことです。

宇納間地蔵尊 夫婦岩の祠

場所 宮崎県東臼杵郡三郷町北郷区宇納間 1

関連記事

【関連記事】神門神社 西の正倉院と南郷神門に伝わる百済王伝説

【関連記事】大御神社 絶景の海岸に立つ日向のお伊勢さま

【関連記事】都農神社 国道10号線沿いの大社・日向国一の宮と道の駅つの