高免(こうめん)小学校は、鹿児島市高免町にある小学校です。
現在は休校中です。
高免町
高免町(こうめんちょう)は、桜島の北東部にある町です。
令制国時代は大隅国の桜島郷高免村でした。
1889年(明治22年)の町村制施行により、北大隅郡東桜島村大字高免になっています。
鹿児島市へ編入されたのは、1950年(昭和 25年)のことでした。
高免町には、もう一つ埋没鳥居で有名な黒神に、黒神小学校があります。
現在休校中の高免小学校の校区の児童は、黒神小学校へ通っています。
桜島と共存
桜島は鹿児島県を象徴する活火山です。
今も昔も鹿児島のランドマーク的存在です。
しかし、過去をさかのぼると大噴火を繰り返しているのも事実です。
最近600年を見てみると、高免町は溶岩の常襲地帯なのです。
実は大正噴火のときに、桜島に住む人は引っ越してしまい、半数以下になっています。
それでも、5000名以上の人が現在も桜島でくらしています。
校内
訪れた時間は、校舎の後方から日が差していて、まともな写真がありません。
いいアングルを求めて、少しだけ校内に入らせてもらいました。
休校中ということは、現役の小学校であることを意味します。
常識的には関係者以外、入ってはいけません。
しかし、躊躇している間に解体された校舎は数知れず。
あとで後悔するよりも、今ある姿を写真に残しておきます。
校舎の裏がすぐ海なのです。
生徒たちは、校舎からいつも美しい海を見ながら過ごしていたことでしょう。
結局、校舎の正面はどこに行っても逆光でした。
校舎
ならば、校外からの撮影スポットをさがします。
手前の木と電線で、全景が撮れません。
校舎内には再開校に備えて、備品は残してあるはずです。
再び子供たちが通うようなるといいのですが・・・。
私事ですが、今回高免小学校で学んだのは、逆光でもきれいに写真を撮る方法を調べておくことでした。
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