阿久根商店製麺工場自動販売機コーナーは、鹿児島県南さつま市にあります。
その名称から、阿久根市にあると勘違いしがちです。
製麺工場でできたうどんを、自動販売機で食べることができます。
なんと40年も前から営業を続けている名物スポットです。
自動販売機コーナー
うどん・そば
注目したのは、昔は見かけることもあった、うどん・そばの自動販売機です。
今では、全国的にもその数を減らしました。
自動販売機は古いものを、メンテナンスして使ってあります。
いまや九州では唯一の現役機で、ここでしか体験できない貴重な一台です。
自動販売機コーナーの前は、国道 226号線の路肩が広くなっています。
駐車するのに便利です。
| 定休日 | 年中無休 |
| 営業時間 | 24時間営業 |
準備するもの
お金以外は何も必要ありません。
ただし、古い自動販売機なので、千円札はおろか五百円玉が使えません。
でも心配はいりません。
併設の飲料用の販売機で、お茶でも買えば小銭を調達することができます。
なお、「割りばし」と「とんがらし」は備え付けてあります。
お好みによっては、柚子胡椒を持っていくと、いっそうおいしくいただけます。
刻んだネギを持って行くと、さらにおいしくなります。
メニュー
現在のメニューは1種類限定です。
| 天ぷらうどん | 400円 |
以前は天ぷらそばもあったのですが、青テープで消されています。
入っているのは天ぷらだけではありません。
かまぼことさつま揚げ2枚も入っています。
阿久根商店製麺工場直売です。
麺は自動販売機用に、冷蔵しても乾燥しないように改良されています。
つゆもおいしかったです。
注文方法
注文方法は、自動販売機に書いてあります。
- １．お求めの商品をお決めください。
- 迷わず「天ぷらうどん」です
- ２．お金をいれてください。
- 硬貨は一枚ずつ、ゆっくり入れます
- 3．ランプのついた押しボタンを押してください。調理中のランプがつき出来上がりまでカウント表示をはじめます。
- 20秒でできあがります
- 4．調理中表示が消え、チャイムが鳴ると取出口に商品がでてきます。
- つゆがあふれてます
- 5．はしとやくみをお取りください。
- やくみは七味トウガラシです
とんがらしと書いてあります
- ６．食べ終わった空どんぶりは、中央のゴミ箱へフタを開けて捨てます。
- 猫が集まって来ないように、空きどんぶりは所定のゴミ箱へ入れるようになっています
お菓子
もうひとつ目当てにしていた、バーガーの自動販売機は残念ながら引退していました。
その代わり、飲料にまぎれてお菓子がありました。
メニュー
メニューは3種類です。
| チップスター うすしお味 | 120円 |
| キットカット | 110円 |
| ノアールmini Black Cocoa | 110円 |
コミジョイ
阿久根商店製麺工場の自動販売機コーナーを、地元の方は「コミジョイ」とよびます。
小湊にある 24 時間営業のレストランということで、小湊のジョイフル的な存在なのです。
略して、「コミジョイ」です。
本家の加世田のジョイフル「カセジョイ」までは、約 10 km離れています。
そのレトロな存在感から、いまや遠くから足を運ぶ人がいる人気スポットです。
まとめ
24時間いつでも「うどん・そば」が食べられる、登場した時は画期的な自動販売機でした。
しかし、コンビニエンスストアーや深夜営業のレストランが地方にも出店するようになりました。
奇跡的に生き残った阿久根商店の自動販売機です。
生きているうちに、出会えて幸運でした。
悲報
悲報💦
— 乃東生 (@dJwMvRBXIQQi8MC) June 22, 2021
鹿児島県南さつま市
加世田小湊
#小湊ジョイフル
#コミジョイ
#阿久根商店
#レトロ販売機
#うどん販売機
４０年以上ありがとうございました
2021年6月21日 月曜日
午前中に [撤去]❗ pic.twitter.com/Og4uy4Yih9
#コミジョイ
— 乃東生 (@dJwMvRBXIQQi8MC) June 22, 2021
汁だくのうどん
#ありがとうございました pic.twitter.com/XNPzJ90Kiw
2021年（平成3年）6月21日、コミジョイのうどんの自動販売機は、とても残念なことに撤去されていまいました。
2021年（平成3年）7月4日、どうしても自分の目で確認したくて、コミジョイによりました。
うどんの自動販売機あった場所には、空き缶入れが並べられています。
どう見ても、確かに撤去されています。
チップスター、キットカット、ノアールは健在ですが、キットカットはミニに変わっていました。
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