海の乙女像というのは、宮崎県日南市の大堂津駅前にあるモニュメントです。
![日南大堂津 海の乙女像](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
渚の人魚像ともよばれます。宮崎県で人魚像を見るなら、迷わず大堂津へ向かいましょう。
がっかり名所ではない
![JR九州日南線 大堂津駅前](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
海の乙女像は、九州の珍スポットとして挙げられることがあります。
![デンマークの人魚像](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
バルト海の乙女像や、世界3大がっかり名所に数えられる、デンマークの人魚像と肩を並べる? 九州南部の名所です。
デンマーク | 人魚像 |
ベルギー | 小便小僧 |
シンガポール | マーライオン |
世界3大がっかり名所の、がっかりの理由は像のサイズ感であったり、周辺の雰囲気であったりします。
![ベルギーの小便小僧](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
なにより有名な観光地であるため、訪れる前の期待値が必要以上に膨らんでいます。
![シンガポールのマーライオン](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
しかし、その期待が大きい分、実物を見たときのがっかり感も大きくなります。
![大堂津海の乙女像](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
対して大堂津の海の乙女像は、有名でもなんでもありません。
![大堂津海の乙女像 上半身](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
期待値が低い分、実物を見てもがっかりすることは決してなく、感動すら覚えます。
![大堂津海の乙女像 横側](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
人魚像の経歴
![大堂津海の乙女像 横側](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
戦時中、大堂津海岸には 「砲弾の塔」という、まさに砲弾を模した戦意高揚のシンボルがありました。
![海の乙女像 銘板](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
砲弾の塔は戦後取り壊されたため、代わりに建てられたのが海の乙女像です。
![大堂津駅の裏側](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
大堂津の守り神として、当初は大堂津駅の裏側の、大堂津海岸にあったものです。
![大堂津海の乙女像 後姿](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
しかし、建てられた場所は私有地で、所有者が変り撤去されることになります。
![大堂津駅前のロータリー](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
そのため、現在の大堂津駅前のロータリーに移設されています。
![大堂津海の乙女像 後姿](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
もともとは、上半身は白色で、下半身は水色で彩色されていたのですが、現在はオーシャンブルー一色塗装になっています。
![海の乙女像(渚の人魚像)](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
大堂津駅
![JR九州日南線 大堂津駅](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
大堂津駅は、JR九州日南線の駅です。
![大堂津駅 駅名標](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
![大堂津駅舎の駅名表示](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
1936年 (昭和11年)から使われた木造駅舎は、海辺ということもあり老朽化が進みました。
![大堂津駅 駅舎](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
現在のコンパクトな駅舎は、2019年 (平成31年) に建て替えられたものです。
![大堂津駅 駅舎内](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
サイズが小さくなった分、地元の銘木・飫肥杉が贅沢に使われています。
![大堂津駅 ホーム](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
残念ながら特急「海幸山幸」 は停車しません。
![大堂津駅に貼られた写真](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
![海の乙女像(渚の人魚像)](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
関連記事
【関連記事】大堂津海浜 公営質庫発祥地・日南大堂津の海水浴場
【関連記事】堀川運河 飫肥杉輸送を飛躍的に改善した油津の重要資産
【関連記事】港の駅めいつ 日南日本一かつおで有名な目井津港の行列ができるレストラン
【関連記事】枕崎マーメイド 駅前ロータリーから旧港へ移動した人魚像のモニュメント