御茶屋の場 (おちゃんば) 公園は、 南九州市知覧町にある公園です。
初日の出のダイヤモンド薩摩富士で知られる、 薩南海岸の開聞岳と東シナ海を臨むスポットです。
知覧の景勝地
1724年、 薩摩藩主・島津継豊が知覧を巡視しています。
知覧領主・島津久豪は、知覧の景勝地であったこの地に茶亭を設けて藩主を迎えました。
以来、御茶屋の場とよばれるようになっています。
知覧といえば、おいしいお茶の産地です。
御茶屋の場で飲む知覧茶は、さぞおいしかったことでしょう。
薩南海岸県立自然公園
薩南海岸県立自然公園は、2021年 (令和3年) に指定されたばかりです。
海岸の景観が美しく、 開聞岳をながめるスポットが点在します。
南九州市から枕崎市にまたがる県立自然公園ですが、 南九州市の施設は下記の通りです。
南九州市穎娃町郡 | 大野岳公園 | 瀬平自然公園 |
南九州市穎娃町別府 | 戸柱公園 | 番所鼻自然公園 |
南九州市穎娃町塩屋 | 御茶屋の場公園 | |
南九州市知覧町別府 | 松ヶ浦シーサイドパーク |
ダイヤモンド薩摩富士
円錐形の開聞岳は、 しばしば別名で薩摩富士とよばれることがあります。
お茶屋の場公園は、 初日の出を見るポイントとして知られています。
お目当ては 「ダイヤモンド薩摩富士」 です。
キタ━(゚∀゚)━!
— U氏 (@chiisaibike) December 31, 2021
ダイヤモンド薩摩富士!!
あ、あけましておめでとうございます🙇♂️🎍㊗️ pic.twitter.com/DlytAt0uPD
12月初旬から1月中旬には、開聞岳の頂上付近から太陽が登ります。
元旦に、ちょうどダイヤモンド富士を見る場所にあるのが、 御茶屋の場公園になるためです。
訪れた日の開聞岳は、綿みたいな雲をもくもくと頭にのせていました。
風景を独占
わざわざ、藩主をお茶のみに連れてくるくらい、 海岸の景色が美しい場所です。
しかし、住宅街にある小さな公園なので、観光スポットとしては有名ではありません。
開聞岳を眺めるスポットは、 指宿市や同じ南九州市にたくさんあります。
御茶屋の場公園には、 元旦の早朝、晴れた日にはたくさんの人が訪れます。
それ以外は訪れる観光客は少なく、風景を独り占めできます。
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