瀬平(せびら)自然公園は、 鹿児島県南九州市にある公園です。
公園から見る開聞岳は、薩南海岸の定番撮影スポットとしてSNS上でもしばしば見かけます。
開聞岳の有名ビュースポット
瀬平自然公園自体は、国道わきの崖地を公園として整備したものです。
公園内に、 何か特別なものがあるわけではありません。
ただし、公園から開聞岳方向を見ると、すばらしい景色が広がる景勝地です。
国道226号線の緩やかなカーブと、 海岸の奇岩そして松の木がアクセントです。
薩摩富士といわれる開聞岳を見るビュースポットとして超有名な場所です。
瀬平の瀬渡り
実は道路が整備される以前は、 穎娃麓から山川の間の難所でした。
岩と岩の間を､波しぶきを浴びながら跳んで渡っていたといいます。
女性や子供それから老人は瀬平渡りを選ばず、峠越えをしていました。
1691年頃から 1738年に瀬道ができ、 歩いて渡れるようになりました。
しかし、岩礁を削って作った瀬道は、 難所であることに変わりはありません。
現在は岩礁の上に、 瀬平橋が架かっています。
実は薩南海岸もみどころ
開聞岳が見えるのは東南方向です。
空気が澄んだ日に南側を見ると、 三島村の三島 (硫黄島・竹島・黒島) が見えます。
そして、西側には枕崎まで続く、薩南海岸が一望できます。
瀬平自然公園は、開聞岳の景色があまりにも有名です。
しかし、薩南海岸の東端であり、西側を見通せるスポットでもあります。
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