川内原発は、鹿児島県薩摩川内市にある、九州電力の原子力発電所です。
九州南部で唯一の原子力発電所であり、九電全体の発電電力量の14%を川内原発で発電しています。
原子炉建屋
事前に予約すれば、発電所内を見学することもできます。
原発入口正面の展示館なら、事前手続きなしで入館することができます。
さらに、展示館の2階にある展望室から、建屋の実物をみることができます。
なお、展示室には川内原発のジオラマと航空写真が展示されていますが、撮影は禁止されています。
営業案内
開館時間 | 9:00~17:00 |
入場料 | 無料 |
休館日 | 年末年始(12/29~1/1) |
ホームページ | 九州電力 川内原子力発電所展示館 |
実物大原子炉模型
展示館の中には、原発を説明する資料が並んでいます。
なかでも目を引くのが、実物大原子炉模型です。
高さが12mもあり、展示館の1階から2階まで貫通しています。
そのスケールが体感できます。
発電能力
川内原発には2つの原子炉があり、合計で178万kwの発電能力を持ちます。
九州最大の一般水力発電所となる、宮崎県の一ツ瀬発電所の最大出力が18万kWです。
単純に計算すると、大型水力発電所の10倍の能力を持っています。
原子力発電所の安全性
原子力発電といえば、旧ソ連のチェルノブイリ発電所や、福島第一原発事故を想起します。
川内原発展示館では、ソ連の原発とのしくみの違いがわかります。
さらに、福島第一原発を踏まえた安全対策をみることができるようになっています。
燃料にウランを使う以上、絶対安全というのはありえません。
しかし、再生可能エネルギーにもメリットとデメリットはあります。
賛否を考えるうえでも、原発のしくみと安全対策を理解する必要はあります。
川内原発展示館は、電力会社の立場を知るうえで貴重な施設です。
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