川内川(せんだいがわ)あらしというのは、鹿児島県薩摩川内市の、川内川河口でおきる自然現象です。
![川内川あらし](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
月屋山(つきやさん)の山頂は、川内川あらし見学のベストスポットです。
川内川あらしとは?
![薩摩川内市の雲海](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
薩摩川内市には、九州で筑後川に次ぎ2番目に長い川・川内川が流れています。
![薩摩川内市の雲海](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
冬になると川内川沿いには霧が発生します。
![川内川あらし](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
河口付近に行くと、朝方は陸と海との気温の差により陸風(東風)がふいています。
![川内川あらし発生時の川内川河口](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
すると、川内川に沿って霧が下流へ流れ、海に注いでいるように見えます。
![川内川あらし発生時の川内川河口](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
この霧をともなった風のことを、川内川あらしとよんでいます。
![月屋山展望台から見た川内あらし](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
川内川あらしの発生には条件があります。
- 晩秋から初春の寒い日
- 朝5時から8時ごろ
- 晴れていて弱い東風がふく日
あと、湿度や風の強さ前日の天気など複雑な条件がからみます。
![月屋山展望台から見た川内川あらし](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
常連の方は、川内川あらしの発生する日は感覚的にわかるそうです。
![月屋山展望台から見た川内あらし](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
そうでない方は、国交省のライブカメラを見ればわかるといわれていました。
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いやいや、こっちもほぼリアルタイムで投稿されています。
![月屋山展望台から見た薩摩川内市](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
月屋山からは、この川内川あらしの全景を見ることができます。
動画で見ると、霧が動いているのがよくわかります。
月屋山(160m)
![月屋山登山道](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
月尾山(つきやさん) は、川内川の河口近くにある山です。
![月屋山から見た川内川](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
川内川あらしが発生する日は、絶好の展望スポットとなります。
![月屋山展望台](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
薩摩川内市の雲海を見るなら、ほかにもビュースポットはあります。
![月屋山展望台にある川内川あらしの写真](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
しかし、川内川あらしを見るなら、月屋山展望台がベストスポットです。
![月屋山からみた風車の丘柳山](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
登山道
![月屋山登山道駐車場の看板](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
登山口は、川内川沿いです。
![月屋山](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
月屋山は、お椀に土を入れてふせたような形をしています。
![月屋山登山道駐車場](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
登山口には、広い駐車場が用意されています。
![月屋山登山道駐車場](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
川内川あらしが発生している日は、地元の常連の方はじめ多くの人が集まります。
![月屋山登山口](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
頂上の展望台まで、550mの登山道を歩きます。
![月屋山登山口](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
たった550mと侮ることなかれ、登り坂なので25分かかりました。
![月屋山登山道 愛宕神社の鳥居](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
まず、愛宕神社の鳥居があります。
![月屋山登山道 中間地点の休憩所](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
中間点あたりにある休憩所です。
![月屋山登山道の階段](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
想像していたよりも体力を使いましたが、慣れた方はグイグイ登っていました。
![月屋山を駆け下りるイッヌ](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
イッヌは、それ以上のスピードで上り下りしています。
![月屋山で会ったイッヌ](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
しかも疲れておらず、元気いっぱいです。
![月屋山登山道 山頂まであと50mの撮影スポット](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
山頂まであと50mの場所にある岩は、展望が開け撮影スポットになっています。
![月屋山登山道 山頂まであと50mの撮影スポット](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
山頂
![月屋山山頂の三角点](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
展望台
![月屋山展望台](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
山頂には展望台が整備されています。
![月屋山展望台からの景色](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
見えるのは川内川の河口方向だけではありません。
![月屋山展望台からの景色](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
川内市街から東シナ海まで300度のパノラマが広がります。
![月屋山展望台からの景色](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
写真中央に見える、霧が盛り上がっている場所は、中越パルプ工業の川内工場です。
![月屋山展望台の風向計](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
願いの鐘
![月屋山展望台 願いの鐘](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
月屋山には、ニニギノミコトが「月を眺めるのによきかな」といったという伝説があります。
![月屋山展望台 願いの鐘の説明板](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
月屋山の名前の由来は、「月見山」が「月屋山」に変遷したものと伝わります。
![月屋山展望台 願いの鐘](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
願いの鐘は、ニニギノミコトが降臨した高千穂峰を向いています。
そういえば御陵である、可愛山陵(えのみささぎ)は新田神社の近くにあるのでした。
![月屋山山頂](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
愛宕神社
![月屋山 愛宕神社](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
山頂にある愛宕神社です。
![月屋山 愛宕神社](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
ご祭神の火産霊神(ほむすびのかみ)は、火の神さまです。
![月屋山 愛宕神社の祠](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
月屋山の愛宕神社には、災いを取り除いてくれるという言い伝えがあります。
![月屋山 愛宕神社の鳥居](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
愛宕神社に、お参りしてから下山しましょう。
![月屋山と川内川あらしの説明板](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
場所 鹿児島市薩摩川内市湯島町
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