山川(やまかわ)駅は鹿児島県指宿市にある、JR九州指宿枕崎線の駅です。
キャッチフレーズは、「日本最南端の有人駅」です。
やまがわなのにやまかわ
山川駅は現役の鉄道有人駅のなかでは、最も南に位置します。
2016年 (平成28年) に JRとしては無人化されましたが、同年簡易委託駅となり有人駅として存続しています。
山川駅は、鹿児島中央駅からの直通列車が折り返す指宿枕崎線の拠点駅です。
山川駅以西の枕崎駅までは、列車の本数が極端に少なくなります。
旧山川町は「やまがわ」と読みますが、駅名だけは 「やまかわ」と読みます。
日本最南端の駅である西大山駅は、観光地として多くの人が訪れています。
対して鹿児島市から訪れやすい山川駅ですが、駅目当ての観光客は多くはありません。
歴史
指宿線が山川駅まで延伸したのは、1936年 (昭和11年)のことです。
山川駅以西への延伸は戦後で、枕崎駅までの延伸は1963年(昭和38年)です。
山川駅の現コンクリート駅舎は、1964年 (昭和39年)に建て替えられたものです。
ロケーション
山川湾と反対側は崖のように切り立っています。
ところが、海方向には開放的な景色が広がります。
山川駅は、指宿市を起点として宮崎市へ向かう、国道269号線沿いにあります。
山川港から大隅半島の根占港までは、国道269号線の海上区間となりフェリーなんきゅうで渡ります。
対岸に見えている山川港ですが、山川駅からは山川湾をう回するため、歩くと約2km余りあります。
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