伊集院駅は鹿児島県日置市にある、JR九州鹿児島本線の駅です。
2018年(平成30年)に、建替えられた近代的な駅です。
鹿児島市のベッドタウン
伊集院駅は、日置市の中心駅となります。
鹿児島中央駅まで20分足らずで行くことができます。
そのため、日置市は鹿児島市のベッドタウンともなっています。
平日、通勤通学に利用されています。
橋上駅
ホームこそ高架化されていませんが、2階に駅舎がある橋上駅です。
駅舎がある高架橋は、南口と北口を結ぶ自由通路となっています。
日置市ではスポーツ合宿の誘致を推し進めています。
構内中にあるポスターに登場するモデルさんは、プロのモデルではありません。
「ひおき PR武将隊」といって、日置市役所の職員なのだそうです。
北口のロータリーです。
北口から見たプラットホームです。
北口からの入り口です。
エレベーターにも戦国島津の装飾をする念の入れように、覚悟を感じます。
島津義弘公ゆかりの地
伊集院は戦国武将、島津義弘のゆかりの地とされます。
伊集院の徳重神社は、島津義弘公をまつります。
江戸時代から続く「妙円寺詣り」の妙円寺は、義弘公の菩薩寺です。
現在の「妙円寺詣り」が徳重神社へ詣るのは、妙円寺が廃寺となったためです。
南口にある馬に乗った義弘公の銅像は、旧駅舎のころからある伊集院駅のシンボルです。
南薩鉄道の起点駅
鹿児島交通枕崎線は、国鉄の機械式気動車キハ07と同型の車両が古き良き情景の中を走る味わいある路線でした🍃
— なるまる🌠ポポロン (@tokimekupoporon) December 24, 2020
写真も少しだけありますので、後々まとめてアップ出来ればと思います🚞#鹿児島交通枕崎線 #南薩線 #南薩鉄道 https://t.co/3LRwPOoXjB pic.twitter.com/HAXTaD1tQO
かつて伊集院駅と枕崎駅を結んでいた、南薩鉄道枕崎線の起点駅でした。
南薩鉄道は 1914(大正3年)に開業しています。
現在の南口側に南薩鉄道枕崎線の発着ホームがありました。
1949年(昭和24年)からは、南薩鉄道の列車が、当駅から鹿児島本線に乗り入れ、鹿児島駅へ直通していました。
薩摩半島の西岸にとって重要な鉄道路線でしたが、自動車交通の発達によって不採算路線となります。
1983年(昭和 58年)の大洪水で被災したのを最後に、伊集院駅に南薩鉄道の列車がくることはありませんでした。
沿革
1913 年(大正2年) | 川内線東市来~鹿児島駅間開通にともない開業 |
1914 年(大正3年) | 南薩鉄道伊集院駅~伊作駅間開通 |
1927年(昭和2年) | 川内線が鹿児島本線に改称 |
1949年(昭和 24年) | 南薩鉄道が鹿児島駅まで乗入れ開始 |
1983年(昭和 58年) | 鹿児島交通枕崎線が豪雨被害により運休 |
1984年(昭和 59年) | 鹿児島交通枕崎線全線廃止 |
1987年(昭和62年) | JR九州が継承 |
2015 年(平成27年) | 橋上駅工事竣工 |
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