黒猫の駅長さんは、山口悠さんのマンガ作品です。
この記事で登場する駅や人物は、マンガの中での設定であり実在しません。

しかし、モデルは明らかに、かつて実在していたJR九州山野線です。
野山線
山野線は、かつて熊本県の水俣駅から、鹿児島県の栗野駅を結んでいたローカル線です。
1988年(昭和 63 年)に全線廃線となっています。

作中では野山線になっています。

西大川駅は架空の駅です。

実在した久木野駅と薩摩布計駅の間にある駅という設定です。

久木野と布計の間に、大川という集落は実在します。

東水俣駅は新水俣駅に移転され、九州新幹線との接続駅になっています。

薩摩大口駅は、作中では伊佐大口駅となっています。
黒猫の駅長さん
タイトルの黒猫の駅長さんは、野山線西大川駅の駅長さんです。
普通の人から見れば、駅に住み着いている黒猫です。

実は化け猫でしっぽが2本あります。
「普通の人に見えないものが見える人」とは会話ができます。

西大川駅が無人駅となるときに、本物の駅長から後任をまかされました。
西大川駅
西大川駅周辺は、林業が盛んな時は集落があり、旅客・貨物ともにぎわっていました。

現在は廃村化し、1日の平均乗降客数が1人以下という超秘境駅になっています。

ある日、西大川駅近くの家に、引っ越してきた高校生が、佐々木美琴です。

佐々木美琴は、鹿児島市の高校に通学するため、西大川駅の定期客となります。

「普通の人に見えないものが見える人」であり、駅長と話をするようになります。
書籍の紹介
黒猫の駅長さん 全3巻
関連記事
【関連記事】布計小学校 盛衰をともにした金山と薩摩布計駅を失った木造校舎