昔からある熊本の食べ物で、今なお商品として売っているものをチェックしてみました。
熊本に住んだことのある人なら、一度は見たことがあるものばかりと思います。
長く売れつづけるということは、県民が必要としていることの裏付けです。
熊本土産としても、贈答品としても自信を持っておすすめします。
食品編
御飯の友
熊本でふりかけといえば、「御飯の友」に付きます。
どこの家庭にいっても、食卓においてあるのをよく見ます。
[itemlink post_id=”11851″]調べてみると、熊本の食品会社フタバさんが作っています。
ルーツは大正時代、日本人に不足したカルシウムを補うため、魚の骨を粉にしてごはんにかけたことです。
これがふりかけの元祖となっているようです。
からしレンコン
熊本の郷土料理です。
本体のレンコンに、味をつけた和からしを詰めて揚げてあります。
[itemlink post_id=”11852″]お土産屋さんで売ってあるのをよく見ます。
レンコンは増血剤として優れています。
からしには、食欲増進作用があり、健康にもよい食材といわれています。
アベックラーメン
熊本にお住まいの方なら、「アベックラーメン」は見たことがあると思います。
スーパーで売っている家庭用のラーメンです。
熊本の五木食品さんの製造です。
[itemlink post_id=”11854″]発売は1960年(昭和35年)です。
以来、製法もスープの味も変えていないという、超ロングセラー製品です。
2食入りなのでアベックという名称になっています。
一般的には、アベックという言葉が使われなくなっています。
それがかえってノスタルジック感を漂わせ、いい感じになっています。
太平燕
太平燕(タイピーエン)は、本来中国の郷土料理です。
明治時代に、華僑が日本に伝えたといわれています。
日本風にアレンジされ、スープ料理が麺料理に変化しています。
[itemlink post_id=”11855″]熊本の郷土料理となりました。
いまでは、熊本市の中華料理のメニューの定番となっています。
面が春雨なうえ、野菜をたくさん使うので、低カロリーな麺料理として人気が高まりました。
お菓子編
誉の陣太鼓
自分が熊本土産として頂いたのは、陣太鼓が最多だと思います。
半世紀以上前からあるお菓子です。
[itemlink post_id=”11856″]黄金の包み紙が高級感をかもしだす、熊本市の製菓メーカ「香梅」さんの銘菓です。
武者がえし
陣太鼓とならぶ香梅さんの銘菓といえば、武者がえしでしょう。
熊本城の石垣「武者がえし」にちなんだネーミングです。
[itemlink post_id=”11858″]熊本土産として食べた方も多いと思います。
高級感ある和菓子ですが、洋菓子の要素もくんだ逸品です。
朝鮮飴
これは歴史の長いお菓子です。
安土桃山時代から、熊本の伝統銘菓でした。
そのころは、肥後飴とよばれていたようです。
[itemlink post_id=”11861″]元寇がおきると、熊本からも朝鮮半島に出兵しました。
当時の領主、加藤清正は、この飴を兵糧として持ち出しました。
飴は日持ちがし、兵士たちに喜ばれ士気高揚にとても役立ちました。
それ以来、朝鮮飴とよばれるようになりました。
飴にまぶしてある片栗粉を散らさないように食べましょう。
いきなり団子
製菓屋さんではなくて、一般家庭でつくり続けられてきた郷土菓子です。
さつまいもとアンコのバランスが、おいしさの相乗効果を生みます。
[itemlink post_id=”11862″]「いきなり」を冠する理由は諸説あります。
- 急な来客でもいきなり出せる
- 生の芋を「生き成り」調理する
- 方言でざっとした人をいきなりな人という
- 古い方言でいきなりは簡単という意味である
同じく、「いきなり」を冠して名をはせる「いきなりステーキ」とは、歴史が全く違います。
黒糖ドーナッツ棒
熊本のフジバンビさんの製品です。
発売は1987年(昭和62年)ですから、熊本から離れて長くたつ方は、知らないかもしれません。
[itemlink post_id=”11863″]名まえ通りで、黒糖を使ったドーナッツを棒のようにしてあるお菓子です。
内側はしっとりしていますが、外側はカリっとしているのもドーナッツそっくりです。
飲料編
ジューシー
本来は、JA熊本果実連の飲料の商標です。
熊本の人は一般的に、学校給食で出されていた果汁100%のミカンジュースをジューシーとよびます。
[itemlink post_id=”11866″]昔は、三角錐型の独特の紙パックが目印でした。
立方体の紙パックとなってからは、裏面のABC表記が甘さの違いといううわさが、学校で広まりましたが、メーカーは否定しています。
生活用品編
食品ではありませんが、熊本特有なので追加しました。
リバテープ
九州北部では、ばんそうこうのことを「リバテープ」とよびます。
日本で初めて救急ばんそうこうを製品化した、リバテープとうメーカーが熊本にあるためです。
[itemlink post_id=”11868″]実は、ばんそうこうは全国でよび方が違っていて、県内で主に流通しているメーカー名がよび名となっています。
東京や大阪ではバンドエイドとよびます。
熊本はバンドエイド製品であっても、カットバン製品であってもすべて、リバテープとよんでいます。
まとめ
なつかしいと感じたけど、すぐに熊本へは帰れない!
そんなときは、久しぶりに熊本の味をあじわってみませんか。
関連記事
【関連記事】地方の名物 お土産は熊本市内のものだけではありません
【関連記事】くまもとあか牛 程よい脂肪分と旨い赤身の熊本ブランド
【関連記事】鹿児島黒牛 名血統が支える黒毛和牛王国のブランド
【関連記事】かごしま黒豚 なぜおいしいのか?代々の関係者の英知と努力の結晶
【関連記事】球磨焼酎選ぶならこちら 全蔵の焼酎を見て通販で購入できます