豊玉姫は、山彦幸の妻となった乙姫さまのモデルです。
![豊玉姫神社(鹿児島県)](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
豊玉姫神社は、竜宮伝説の残る全国各地に鎮座しています。
この記事は、鹿児島県南九州市知覧町の豊玉姫神社について書いています。
豊玉姫の伝説
知覧には、豊玉姫にかかわる様々な言い伝えが残っています。
![豊玉姫神社(鹿児島県) 鳥居](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
これらの伝承は開聞地方の竜宮伝説からつながっています。
![豊玉姫神社(鹿児島県) 入口](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
豊玉姫はかつて知覧を統治し、妹君の玉依姫がおとなりの川辺を統治していたとされます。
![豊玉姫神社(鹿児島県) 鳥居](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
本来は逆で、豊玉姫が川辺へ、玉依姫が知覧へ向かうことになっていました。
![豊玉姫神社(鹿児島県) 手水舎](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
お二人は、開聞から知覧と川辺に向かう道中、取違という場所にお泊りになりました。
![豊玉姫神社(鹿児島県) 手水](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
そこで、玉依姫は、川辺が水田に富むことをお知りになり、先に川辺へ向かわれました。
![豊玉姫神社(鹿児島県) 夫婦イチョウ](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
豊玉姫はしかたなく知覧に入られたのだといいます。
![豊玉姫神社(鹿児島県) 石燈篭群](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
取違という地名は、本来行くべきところを取り違えたのが由来だそうです。
歴史
豊玉姫神社は、崩御後、宮居の跡に社殿を建てたのがはじまりとされています。
![豊玉姫神社(鹿児島県)](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
当初の鎮座地であった宮居跡は、知覧城の出城であった、亀甲城のふもとにあったとされています。
![豊玉姫神社(鹿児島県)](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
1600 年代の初頭に火災に遭い、社殿が焼失しています。
![豊玉姫神社(鹿児島県)](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
1610年、当時の領主、島津忠充が現在の鎮座地を寄進し再興したものです。
ご祭神
主祭神
豊玉姫命(とよたまひめのみこと)
![豊玉姫神社(鹿児島県) 拝殿](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
夫となる彦火火出命との子供が、鵜草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)です。
![豊玉姫神社(鹿児島県) 拝殿](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
すなわち、神武天皇の祖母ということになります。
相殿神
豊玉彦命(とよたまひこのみこと)
![豊玉姫神社(鹿児島県) 拝殿](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
豊玉姫命の父君、海の神さまです。
彦火火出命(ひこほほでみのみこと)
![豊玉姫神社(鹿児島県) 社殿](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
乙姫さまと結ばれた、山彦幸のモデルとなった神さまです。
玉依姫命(たまよりひめのみこと)
![豊玉姫神社(鹿児島県) 神殿](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
豊玉姫命の妹君です。
ご利益
各地の豊玉姫神社と同様に、安産のご利益があるのは有名です。
![豊玉姫神社(鹿児島県)](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
お産が軽く、しかも美形の子供が生まれるといわれています。
![豊玉姫神社(鹿児島県)](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
また、縁結び、育児の神さまです。
![豊玉姫神社(鹿児島県) 男銀杏](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
主祭神は、もともと海神のご息女であり、海上安全のご利益があるとされています。
![豊玉姫神社(鹿児島県) 女銀杏](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
水車からくり
![豊玉姫神社(鹿児島県) からくりのやかた](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
豊玉姫神社の例祭では、水車を動力としたからくり人形が上演されています。
![豊玉姫神社(鹿児島県) 水車からくり](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
江戸時代から続く、国の無形文化財となっています。
![豊玉姫神社(鹿児島県) 水車からくり](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
例祭は六月灯といい、毎年7月9日から10日です。
豐玉姫陵
![豊玉姫陵](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
亀甲城跡から東へ行った水田の中に、豊玉姫の御陵とされる「豊玉姫陵」があります。
![豊玉姫陵](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
意外とマイナースポットなのか、駐車場がなく路上駐車でみることになります。
![豊玉姫陵](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
歩いて行くのが定番なのかもしれませんが、武家屋敷通りからは少し距離があります。
![豊玉姫陵](https://haradaoffice.biz/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
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