鹿児島県内のいたるところから桜島は見えます。
しかし島内からながめる桜島は、山肌や溶岩が感じられ迫力が違います。
桜島は現在も活動している活火山です。
この記事では、島内で安全に桜島を見ることができるスポットをまとめています。
桜島港
桜島フェリーの桜島港は、桜島の西の玄関口です。
対岸の鹿児島港には 15分で到着します。
鹿児島港との定期航路は、年中無休24時間運航されます。
通勤時間帯は 15分おき、昼間は20分おきに運行されています。
大隅半島と薩摩半島を結ぶ、生活航路でもあり、たくさんの人が利用しています。
桜島ビジターセンター
桜島ビジターセンターは、桜島の資料館です。
歴史や自然の興味のある方におススメです。
入館料 | 無料 |
開館時間 | 9:00~17:00 |
休館日 | 年中無休 |
場所 | 鹿児島県鹿児島市桜島横山町 1722-29 |
烏島展望所
1914年(大正3年)まで、烏島(からすじま)は、桜島の 500m沖合に浮かぶ島でした。
大正噴火の時に、火口から流れ出した溶岩により、桜島とつながってしましました。
大正噴火前の鳥島があるのは現在の地表面から20m下です。
眼下の大正溶岩原と、鹿児島市内が良く見渡せる展望所です。
もちろん、(天気がよければ・・・)桜島もよく見えます。
赤水展望広場と叫びの肖像
赤水展望広場は、広大な多目的広場です。
2004年(平成16年)に、鹿児島ゆかりのアーティスト、長渕剛さんがオールナイトコンサートを行った場所です。
オールナイトコンサートを記念して、「叫びの肖像」が建てられています。
長渕剛さんファンの聖地であり、ファンの方が訪れる目的地は、「叫びの肖像」です。
もちろん桜島も見えますが、どちらかといえば鹿児島市内を眺望するスポットです。
道の駅桜島 火の島めぐみ館
芸能人の方の間で定番となっているのか、色紙がたくさん貼られています。
玄関前に、桜島大根の畑があるのは特徴的です。
桜島大根の収穫時期は冬です。
桜島小ミカンの産地としても有名です。
物産館では、他所にはない珍しい野菜や果物が置いてあります。
溶岩で造った小物も、桜島ならではです。
湯之平展望所
北岳の4合目、標高 373mにある、火口に最も近い展望所です。
(天気が良ければ、)最も鮮明な山肌写真の撮影スポットです。
展望所の建物は改修中でした。
展望所もこのとおり、足場だらけです。
展望所の営業時間は9:00~17:00 です。
しかし、夜も鹿児島市の夜景を見に訪れる方が多いそうです。
上の写真は、以前天気の良い日に訪れた時のものです。
野尻川展望所
野尻川展望所は桜島国際火山砂防センターの近く、野尻川の河口にある展望所です。
桜島がけっこう鮮明に見えるだけでなく、海側の展望も開けています。
写真の左端に開聞岳が写っています。
有村溶岩展望所
大隅半島側から桜島をながめる展望所です。
桜島で育つ植物の層がよくわかる場所です。
古い溶岩には成長した植物が生えています。
1914年の大正溶岩、1946年の昭和溶岩とあたらしくできた溶岩ほど、植物も成長していません。
また火口近くと有毒ガスの流れる場所には、植物が育っていません。
植物の成長で、溶岩の年代がわかる面白い展望所です。
条件がよければ、鹿児島南部を見渡せるのも魅力です。
まとめ
ひとくちに桜島といっても、その姿は見る場所によって表情が変わります。
錦江湾の中心にあり、湾内どこからでも見えるのが桜島です。
各地に、その場所からしか見えない桜島があります。
しかし、もっと鮮明に迫力も感じたいなら、島内から見ることをおすすめします。
そして、噴火や降灰など自然と共存し、備える工夫が受け継がれているのを感じられます。
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