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パワースポット

相良三十三観音めぐり 札所まとめ

相良三十三観音巡りは、江戸時代に人吉藩で始まった巡礼です。時代による変化がありながらも、今日まで受け継がれています。三十三観音霊場ながらも35の札所があります。記事がさがしやすいようにまとめておきます。最近は観光で巡礼する方も多いと聞きます。参考になれば幸いです。

一勝地阿蘇神社 合格祈願のパワースポット

一勝地阿蘇神社は、森林が87%を占める村の土地柄からか、そう大きな敷地ではありません。にもかかわらず、参拝される方の多い神社です。「地に足をつけまず一勝を」ということで、受験や部活の大会をひかえた学生さんや、親御さんが特に多くいらっしゃってます。

永田観音堂 芦原ん観音さん

永田観音は、相良三十三観音霊場の11番札所です。もともとは、鬼木町芦原の施無畏院(せむいいん)の観音さまでした。現在の聖泉院に移されたのは明治になってからです。今でも「芦原ん観音さん」とよぶ人もいます。公式にも永田観音と芦原観音が併記されています。

岡本城と岡本諏訪神社 清兵衛どんの隠居先

岡本城というのは、球磨郡あさぎり町岡原南にある中世の城跡です。岡本諏訪神社のある場所は、岡本城の一部でした。城郭は神社よりさらに高いところにあったと考えられます。岡本城跡には、岡本地区に隠居した相良家の家老清兵衛どんの墓があります。相良家存続に多大な貢献を果たした人物と評されています。

清水観音堂 京都清水寺の観音さまを人吉へ

清水(きよみず)観音は、相良三十三観音霊場の1番札所です。観音堂は願成寺のすぐそばになります。1603年、相良家20代藩主長毎(ながつね)の立願により、京都清水寺の清水観音を勧請したものです。ご本尊は、永い間人吉城内にありました。明治になってから願成寺に移されたものです。

願成寺と相良家墓地 人吉藩相良家の菩薩寺

願成寺は、1233年、相良家初代領主、相良長頼によって創建されたお寺です。願成寺は人吉城からみて、丑寅(北東)の方角にあたります。鬼門を守護する意味も含めて、氏寺としたといわれています。敷地の大部分は相良家墓地です。さらに登ると大村平家城跡です。

瀬原観音 街の中の観音さま

瀬原観音は、相良三十三観音霊場の10番札所となります。旧来からの人吉市街にあり、現在も観光ホテルが並ぶ、人吉の商業地域の代表スポットにあります。境内の「ガランさま」と呼ばれる石塔は、耳の病気や、咳にご利益があるといわれています。

村山観音 大悲殿の慈悲深い観音さま

村山観音は、相良三十三観音霊場の9番札所です。期間限定開帳の観音さまが多い中、常時開帳してある貴重な観音さまです。村山観音は、元をたどると、観琳寺というお寺が由来です。現在は歓蓮寺になっていて、周辺は村山台地の一大聖域です。

寅御前 あさぎり町の目の神さま

寅御前(とらごぜん)は、平家の侍、平景清(たいらのかげきよ)の母です。熊本県球磨郡あさぎり町に、寅御前のお墓があります。あさぎり町民は、このお墓のことを寅御前とよんでいます。「目の神様」として知られたスポットです。

中尾観音堂 合格期祈願の源兵衛さんのお墓

中尾観音は、相良三十三観音霊場の2番札所です。相良家第21代領主、頼寛(よりひろ)の霊を弔うため祀られた観音さまです。一帯の墓地の中には「源兵衛さんのお墓」があり、受験シーズンのは合格祈願のお参りが増えます。お参りにはサトイモと焼酎を備えるのがならわしとなっています。