宮崎神宮は、宮崎県宮崎市神宮にある神社です。
神武天皇をまつる神社で、その広大な敷地と立派な社殿が社格の高さを物語ります。
宮崎県民のよりどころで、初詣やお祭りの時はにぎやかになります。
しかし、普段は厳格な雰囲気があり、心静かにお参りすることができます。
経緯
神武天皇の東征以前から宮があった場所とされています。
古くからの社地であり、歴代領主により大切にされてきました。
明治時代までは、神武天皇宮とよばれていました。
明治時代に入り、宮崎神社と改称し、大正時代には宮崎神宮となります。
神武天皇の最初の宮地であるという伝承から、全国に知られるようになっています。
地元の方の愛称は「神武さま」です。
ご祭神
主祭神
主祭神は、神日本磐余彦命(かむやまといわれびこのみこと)となります。
日本の初代天皇である神武天皇のことです。
相殿神
鵜蔦草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)
神武天皇の御父君のことです。
宮崎県の鵜戸神宮の主祭神となります。
玉衣姫命(たまよりひめのみこと)
神武天皇の御母君のことです。
ご利益
神武天皇がご家族で祭神となっていることから、家内安全、夫婦和合、安産・子宝にご利益があるとされています。
また、神武天皇が東征されたことにちなんで、必勝祈願や合格祈願のご利益があるとされます。
境内
一の鳥居
神宮参道から入る、いわば宮崎神宮の正門です。
鳥居の前には、ラクウショウの大木があります。
宮崎神宮西苑駐車場
車でご参拝の方は、社務所前駐車場か西苑駐車場に止めます。
どちらも、護国神社前交差点から境内に入ります。
二の鳥居
社務所から参道へ出たところにある鳥居のことです。
参道へ行かずに、社務所から直進する道は、宮崎県総合博物館へ続いています。
手水舎
手水舎に水は流してありますが、貯めてありませんでした。
新型コロナウイルス対策です。
ひしゃくも潔く全廃され、なくなっています。
休憩所
神門の前にある建物です。
神符守札授与所
お守りやお札を売っている建物のことです。
開所 | 8:00 |
閉所 | 10月~4月 17:00 5月~9月 18:00 |
神門
拝所の前にある門です。
開門 | 5:30 |
閉門 | 10月~4月17:30 5月~9月 18:30 |
神殿・拝所
拝所は、お参りをするところです。
拝所の奥に神殿が並びます。
開殿 | 6:00 |
閉殿 | 10月~4月 17:30 5月~9月 18:30 |
徴古館
1909年(明治42年) 本宮新築の際、宝物や書物などを陳列するため建てられた木造建築物です。
外壁は「なまこかべ」とよばれる擬洋風の建物で、国の有形文化財となっています。
陳列物は、宮崎県総合博物館に移され、中をみることはできません。
慶応義塾大学の三田キャンパスにある、三田演説館と似た作りなのだそうです。
三田演説館も 国の重要文化財となっています。
戦艦日向の艦内神社
戦艦日向とは、大日本帝国海軍の艦船です。
戦艦日向の艦内神社は、宮崎神宮の分神でした。
艦これの聖地のひとつです。
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