西大山駅は、鹿児島指宿市山川にあるJR九州指宿枕崎線の駅です。
現役の駅です。
駅舎のない無人駅なのですが、大勢の観光客が訪れています。
日本最南端の鉄道駅
多くの観光客が訪れるのは、日本最南端の現役鉄道駅ということに他なりません。
連休になると駐車待ちの車列ができるほどです。
日本最南端というだけで、これだけの観光客が集まるのが不思議です。
そこで、西大山駅の魅力を探ってみました。
駐車場
駅前に駐車場が整備されています。
指宿・長崎鼻・池田湖・開聞岳と有名な観光地に囲まれています。
一帯は農地なのですが、幹線道路のみならず、農業用道路も整備され車でのアクセスが便利です。
列車は運行本数が少ないため、車で訪れる人が大多数を占めているようです。
しかも次から次に写真を撮る人が訪れるため、ホームで次の列車を待っていられません。
列車町の待ちの方は、駐車場にある待合室代わりの建物に座っていました。
開聞岳
駅から開聞岳が見渡せます。
典型的な映えスポットです。
幸せを届ける黄色いポスト
指宿市の市花は「菜の花」です。
黄色いポストは「菜の花」をイメージしているのだそうです。
黄色は幸せを運ぶラッキーカラーです。
もちろん、実際に郵便が出せます。
届け先へ幸せを運んでくれるといわれています。
温暖な指宿の菜の花は、全国より早く見頃がきます。
12月末から2月ごろには、西大山駅周辺でも、菜の花の咲き誇る様子を見ることができます。
幸せのベル
ホームの横にある幸せの鐘(ベル)は、願いの数だけ鳴らすとよいといいます。
訪れる人にやすらぎを、去り行く人にしあわせにしてくれる鐘です。
ホーム
指宿枕崎線は全線非電化の単線です。
西大山駅も1面1線の、典型的なローカル線の無人駅です。
運行間隔は1~2時間に1本程度です。
駅の設備としては、ほかの駅と違いはありません。
まとめ
ひとつひとつ分析しても、西大山駅に観光客が集まる理由はよくわかりませんでした。
もともと、現在のような人気が出るまでは、わざわざ訪れるのは鉄道ファンくらいでした。
しかし、訪れてみると、JR 日本最南端の鉄道駅という以外に、人を引き寄せる不思議な魅力があることがわかりました。
文章で表すことはできませんが、その場所の持つオーラです。
近くの観光地に行く際には、SNS の投稿なんかを見て、西大山駅も立ち寄る候補に上がってくるのだと思います。
期待を裏切らず、SNSの投稿通りの景色が広がっています。
場所 鹿児島県指宿市山川
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